Ver10.20 不具合報告
2002.11.05からダウンロード提供しております棚POWER Ver10.20で以下の不具合を確認いたしました。
弊社内テストにて事前に発見できなかったことを深くお詫び申し上げます。
Ver11.00にて修正,対応を完了しております。
不具合一覧
全般
環境設定のイメージフォルダに「\\・・・」を指定できない。(2003.02.14)
分類,モデル検索キーのリストを表示時、1件も登録がないとエラーが発生する。(2003.02.14)
内部モデルが、32,000以上ある場合、エラーが発生する。(2003.01.28)
分析関係で、「0で除算しました」が発生する。(2003.03.19)
フェイシング
PTS形式に複数台ある場合、フックの高さが異常に高くなる。(2003.02.14)
カテゴリーグループが「0000」の場合、ゾーニング実行でエラーが発生する。(2003.02.14)
投込商品にサイズ未登録商品を指定するとエラーが発生する。(2003.01.28)
参照モデルにしか陳列していないダミー商品を仮置きへ複写すると、JANコード,商品名がクリアされる。(2003.03.19)
モデル活用
モデル分析でメインタイトルに指定したフォントが、全ての項目に反映する。(2003.02.14)
ユーティリティー、サーバーユーティリティー
半角「’(シングルコーテーション)」,「,(カンマ)」がインポートされる。(2003.02.14)
売上情報インポート(セット項目更新)時、条件により選択していない項目がインポートされる。(2003.01.28)
フロアー分析
画面のズームを変更してもスクロールバーが表示されない。(2003.01.28)
全般
環境設定のイメージフォルダに「\\・・・」を指定できない。
発生条件:
商品イメージに「フォルダ(BMP)管理」を指定している場合のみ発生します。
原因:
「フォルダ(BMP)管理」を選択した場合は、指定先のフォーマット形式が、NTFS,FAT32でフォーマットされていることが前提ですが、イメージフォルダに「\\・・・」指定した場合、指定先がNTFS,FAT32であるにもかかわらず、正しく判断できていませんでした。
回避方法:
ネットワークドライブの割り付け機能でドライブとして指定した場合は、問題ありません。
対応:
次回Verで、正常に処理できるよう修正します。
全般
分類,モデル検索キーのリストを表示時、1件も登録がないとエラーが発生する。
発生条件:
環境設定で使用データに「クライアント」を選択し,DBサーバーを利用している場合サーバーユーティリティー・売上情報
環境設定で使用データに「サーバー」を選択している場合(C/S)モデル活用・モデル一括再分析モデル活用・追加カットモデル分析モデル活用・モデル複合分析(モデル)モデル活用・モデル複合分析(分類)モデル活用・モデル複合分析(アイテム)モデル活用・モデル複合分析(クロス)ユーティリティー・売上情報ユーティリティー・陳列状況
上記機能で、分類やモデル検索キー(業態,店)を選択する時に、ボタン押下でリスト表示を行う部分で、指定分類,モデル検索キーが1件も登録されていない場合に「実行時エラー’35600′ インデックスが有効範囲を超えています。」が表示され、OKをクリックすると棚POWERは強制終了します。
原因:
データが1件もない場合の処理に不備がありました。
回避方法:
現在のところ回避策はありません。
使用する分類,モデル検索キーの登録を行ってください。
対応:
次回Verで、1件もデータがない場合でもエラーが発生しないよう修正します。
全般
内部モデルが、32,000以上ある場合、エラーが発生する。
内部モデルが32,000以上ある場合に、モデル参照を行うと「オーバーフロー」が発生します。
また、その他モデルを扱う機能で正常に動作しません。
仕様では、モデル保存時の内部モデル上限は9,999,999モデル、モデル参照時のモデル一覧表示(内部,外部)の上限は32,000モデルです。
原因:
モデルを参照する処理で、32,000以上を加味していませんでした。
回避方法:
現在のところ回避策はありません。
上記現象が発生した場合は、サポートセンターまでご連絡ください。
個別に対応させていただきます。
対応:
次回Verで、正常に処理できるよう修正します。
全般
分析関係で、「0で除算しました」が発生する。
棚POWER Ver10.00より分析処理/分析検証を見直し、処理速度向上,画面表示の改善を行いましたが、分析項目算出の方法を変更した為、今回の現象が発生いたしました。
発生原因:
100cm2スペース,1000cm3スペースの算出後の処理に不備がありました。
影響のある機能分析検証帳票作成モデル複合分析モデル一括再分析
発生条件:
100cm2スペース,1000cm3スペースの算出結果が、0.004以下の場合に、100cm2当り売上金額,100cm2当り粗利益, 1000cm3当り売上金額,1000cm3当り粗利益を算出するときに現象が発生します。
計算式
1000cm3当りスペース = 10cm単位の商品体積 × 在庫数 × 積上数
1000cm3当り売上金額 = 売上金額 ÷ 1000cm3当りスペース
1000cm3当り粗利益 = 粗利益 ÷ 1000cm3当りスペース
例.商品サイズ:全て10mm、在庫数:1、積上数:1の場合
1. 棚POWERのサイズ情報はmm単位なので、10cm単位に換算します。
幅 = 10/100 = 0.1
高さ = 10/100 = 0.1
奥行 = 10/100 = 0.11000cm3当りスペースを算出します。
2. 1000cm3当りスペース = 10cm幅 × 10cm高さ × 10cm奥行 × 在庫数 × 積上数
= 0.1 × 0.1 × 0.1 × 1 × 1
= 0.001
3. 棚POWERでは、小数点以下第2位までが有効桁ですので、小数点以下第3位がある場合は四捨五入を行います。
1000cm3当りスペース = 0.00 ← 「0」になってしまいます。
4. 100cm2当り売上金額,100cm2当り粗利益,1000cm3当り売上金額,1000cm3当り粗利益の算出時に、「0.00」で割ることでエラーが発生しています。
回避方法:
現在のところ回避策はありません。
但し、以下を行うことにより、回避は可能です。100cm2スペース,1000cm3スペースが0.004以下にならないようにする。商品サイズを大きくする。在庫数を増やす。積上数を増やす。フェイス数を増やす。
対応:
次回Verで、100cm2スペース,1000cm3スペースを小数点第2位の形式に丸めたときに、「0.00」の場合は「0」として処理するよう修正します。
フェイシング
PTS形式に複数台ある場合、フックの高さが異常に高くなる。
発生条件:
複数台でフック棚が存在する場合に発生します。
現象が発生するのは、途中の台で発生します。一台の場合は、正常に処理します。複数台ある場合の最終台は、正常に処理します。
原因:
複数台のフック棚の高さを算出する処理に不備がありました。
回避方法:
現在のところ回避策はありません。
フェイシング上で什器設定,什器編集により棚高を修正してください。
対応:
次回Verで、正常に表示するよう修正します。
フェイシング
カテゴリーグループが「0000」の場合、ゾーニングを実行するとエラーが発生する。
発生条件:
モデル設定で指定したカテゴリーグループが「0000」の場合に発生します。
ゾーニングをクリックすると、「実行時エラー63:レコード番号が不正です。」が表示され、OKをクリックすると棚POWERは強制終了します。
原因:
通常、「0000」のカテゴリーグループは作成できませんが、モデル設定で「0000」を指定した場合、存在しないカテゴリーファイルを読み込もうとしてエラーが発生しています。
回避方法:
モデル設定で、「0000」以外を指定してください。
モデル設定で指定したカテゴリーグループは、モデルのキー項目としての役割以外にも、商品リスト,ゾーニングなどさまざまな内容に利用されます。
したがって、存在しないカテゴリーグループを指定するのではなく、正しくカテゴリーグループを指定してください。
対応:
次回Verで、カテゴリーグループ「0000」指定時には、ゾーニングを実行できないよう修正します。
フェイシング
投込商品にサイズ未登録商品を指定するとエラーが発生する。
発生条件:
投込商品の設定で、商品サイズが0の商品を指定すると、「実行時エラー’11’:0で除算しました。」が表示され、棚POWERは強制終了します。
原因:
指定商品のマスター登録済かのチェックは行っていましたが、サイズチェックに不備がありました。
回避方法:
現在のところ回避策はありません。
対応:
次回Verで、事前に商品サイズもチェックするよう修正します。
フェイシング
参照モデルにしか陳列していないダミー商品を仮置きへ複写すると、JANコード,商品名がクリアされる。
発生条件:
参照モデルに陳列しているダミー商品(処理中モデルには存在していないダミー商品)を、仮置きへ複写した場合に発生します。
処理中モデルに存在するダミー商品であれば正常動作します。
回避方法:
仮置き経由ではなく、直接処理中モデルへ複写してください。
対応:
次回Verで、正常に動作するよう修正します。
モデル活用
モデル分析でメインタイトルに指定したフォントが、全ての項目に反映する。
発生条件:
メインタイトルと出力内容のフォントを変更している場合に発生します。
例.メインタイトルを「MS明朝」、出力内容(フォントの指定)を「MSゴシック」に設定した場合でも、全て「MS明朝」で出力されます。
原因:
メインタイトルのフォント指定に不備がありました。
回避方法:
現在のところ回避策はありません。
対応:
次回Verで、正常に出力できるよう修正します。
ユーティリティー、サーバーユーティリティー
半角「’(シングルコーテーション)」,「,(カンマ)」がインポートされる。
発生条件:
環境設定の使用データが「クライアント」の場合のみ発生します。
環境設定の使用データが「サーバー」の場合や、DBサーバーでは発生しません。
影響のある機能
ユーティリティー・分類ユーティリティー・商品情報ユーティリティー・売上情報ユーティリティー・陳列状況
上記のほぼ全ての項目でインポートされます。
原因:
メンテナンスでは、「’(シングルコーテーション)」,「,(カンマ)」は登録不可にしていますが、ユーティリティー関係ではチェック部分に不備がありました。
回避方法:
現在のところ回避策はありません。CSV,Excel95の場合は、インポート前にExcelなどを使用し、シングルコーテーション,カンマを削除してください。固定長の場合は、ファイルを作成するシステム側でシングルコーテーション,カンマを削除してください。
対応:
次回Verで、事前にチェックを行い、インポートできないよう修正します。
ユーティリティー、サーバーユーティリティー
売上情報インポート(セット項目更新)時、条件により選択していない項目がインポートされる。
発生条件:
以下の全ての条件に該当する場合に発生します。インポートファイルの形式を「カンマ区切りテキストファイル(*.CSV)」,「Excel95ファイル(*.XLS)」にしている。
ファイル形式が「固定長ファイル(*.DAT)」の場合は問題ありません。 取込範囲を「セット項目更新」にしている。
「データ置換え」の場合は問題ありません。 インポートファイルに売上情報の「新規商品」,既存売上情報の「削除済商品」がある。
売上情報のインポートでは、売上情報の「新規商品」,既存売上情報の「削除済商品」については、選択項目に関係無く全項目をインポートする仕様になっていますが、それ以降の商品について以下の項目を強制的にインポートしてしまいます。
・商品コード
・発注単位
・最大在庫
・最小在庫
・基本売価
・基本原価
・仕入先コード
・店コード
但し、インポート元のファイルに上記データの列が存在しない場合は、インポートされません。
回避方法:
インポート元ファイルから、選択項目で指定した列以外を削除しインポートしてください。
対応:
次回Verで、正常にインポートできるよう修正します。
フロア-分析
画面のズームを変更してもスクロールバーが表示されない。
原因:
ズーム指定を行う基準の単位に不具合がありました。
回避方法:
現在のところ回避策はありません。
対応:
次回Verで、正常に表示できるよう修正します。