分析の概要と設定  

棚POWER の分析機能は、大きく 2 つに分かれます。
ひとつ目が「棚割に関する分析」です。作成した棚割モデルと、登録した売上情報を用いて行ないます。
ふたつ目が、棚割とは関連せず、POS データだけを対象にする「POS分析」です。
店舗別の売上比較や、商品の売上ランキングなど、棚割とは関連せずに POS データのみに特化した分析を行ないます。
ここでは、棚割分析について説明します。
POS分析についての詳細はこちらを確認してください。

棚割分析には、多彩で視覚的な分析検証機能を用意しています。
作成した棚割モデルに陳列している商品を分類や売上数量などの項目で色分けしたり、スペースと売上の構成比を表示して売場のバランスをチェックしたり、価格帯別に確認したり、商品の分布を確認したりと、様々な切り口で分析が可能です。

事前準備

棚割分析を行なう際、ゾーニングや分類の構成比などの分析であれば売上情報の設定は必要ありませんが、ABC 分析などを行なう場合は、売上情報の登録と、登録した売上情報を棚割モデルに紐付けるための「分析設定」の設定が必要です。
売上情報の登録方法については、こちらを確認してください。
 

分析設定方法

 

  1. [棚割操作]タブ -[開く]より該当の棚割モデルを選択します。
  2. [棚割操作]タブ -[分析設定]をクリックします。
  3. 「売上情報(分析)」を有効にし、一覧より選択した棚割モデルに関連する売上情報を選択します。
  4. 必要に応じて分析期間を入力します。
      分析期間を設定しない場合は、登録した売上情報の全期間のデータを分析に使用します。
      分析期間の詳細については下記「分析期間について」を確認してください。
  5. [共通設定]をクリックします。
      必要に応じて ABC 分析の区分点やオプション設定の有無を行ないます。
      詳細については下記「共通設定」項目を確認してください。
  6. [設定]をクリックします。
     

分析期間について
指定した売上情報のうち「どの期間の分析を行なうか」を年月日で設定します。
「開始日」~「終了日」を 8 桁(YYYYMMDD)で入力します。
この際、開始日と終了日は売上情報マスターに含まれる日付を設定してください。

詳細設定

[売上情報区分]タブ

環境設定で設定した売上情報の区分を選択できます。
詳細は「環境設定」内の「基本設定(2)」を確認してください。

[売上情報のみ商品]タブ

売上情報マスターには登録しているが、棚割モデルには陳列していない商品を分析に含めたい場合に設定します。

設定手順

  1. 「売上情報のみの商品も分析対象にする」を有効にします。
  2. 分析対象の分類をドロップダウンリストから選択します。
  3. 各詳細分類を選択します。
    キーボードの Shift キーを押しながらクリックして範囲選択/Ctrl キーを押しながらクリックして複数選択が可能です。
    [陳列商品の商品分類を選択]をクリックすると、自動で陳列商品の分類を対象にします。
  4. [設定]をクリックします。

売上情報のみ商品を有効にすると反映する機能

  • 分析検証
  • 商品集計表
  • 商品分類集計表
  • クロス集計表
  • クロスABC集計表

 

共通設定
下記内容を設定できます。
分析検証や分析帳票の出力結果全般に反映します。

ハイライト分析

作成した棚割モデルに陳列されている商品を、分類別や分析結果別に色分け表示します。

  1. [棚割操作]タブ -[開く]より該当の棚割モデルを選択します。
  2. 画面右側[ハイライト]をクリックします。

上記 2 で[ハイライト]がない場合は、[棚割操作]タブ -「表示設定」内の[ハイライト]をクリックしてください。

分析検証

別ウィンドウを表示して様々な分析結果を表示します。

  1. [棚割操作]タブ -[開く]より該当の棚割モデルを選択します。
  2. [棚割操作]タブ -[分析検証]をクリックします。