Ver10.00 不具合報告
3/15から順次発送しております棚POWER Ver10.00で以下の不具合を確認いたしました。
弊社内テストにて事前に発見できなかったことを深くお詫び申し上げます。
Ver10.01にて修正,対応を完了しております。
不具合一覧
起動時
Ver10.00(Ver9.20)インストール後のKEYファイル拡張時「レコード番号が不正です」が表示され起動できない。
モデル設定
「売上のみの商品も分析対象にする」が有効な場合、売価,原価算出オプション指定が反映しない。
フェイシング
商品や機能ツールなどを移動すると、軌跡(残像)が残る,画面がちらつく。
帳票作成
プレビュー/印刷/PDF出力で「式が複雑すぎます」が表示され、表示/印刷/出力できない。
分析処理
マスター整理,商品情報・イメージ削除
作業場所を指定しても、環境設定のマスターフォルダに空き容量が必要。
起動時
Ver10.00(Ver9.20)インストール後のKEYファイル拡張時「レコード番号が不正です」が表示され起動できない。
Ver9.20より追加した拡張KEYファイルコンバージョン時、以下の条件時のみ発生します。
・商品情報マスター内に不正なデータ(JANコードがすべて「0」や破損しているコード)がある場合
回避方法:
サポートセンターまでご連絡ください。
対応:
Ver10.01で、不正なデータはKEYファイル拡張時に削除するように修正します。
モデル設定
モデル設定の「売上のみの商品も分析対象にする」が有効な場合、売価,原価算出オプション指定が反映しない。
以下の条件時に発生します。(以下の全てを指定した場合)
・モデル設定・分析設定3で「売上のみ商品も分析対象にする」が有効
・モデル設定・分析設定2の「2.上記がない場合、売・基本売価,売・基本原価を使用する」が有効
・モデル設定・分析設定2の「3.上記がない場合、商品情報の基本売価,基本原価を使用する」が無効
原因:
上記条件時、該当商品に売・基本売価,原価が未登録の場合は、売価,原価とも「0」になるはずですが、強制的に商品情報の基本売価,原価をセットしていました。
この不具合が発生する対象商品は、「売上のみの商品も分析対象にする」で指定した分類に含まれ、フェイシング上に陳列されていない商品です。
フェイシング上に陳列している商品に関しては、問題ありません。
回避方法:
現在のところ回避策はありません。
対応:
Ver10.01で、正常に判断するよう修正します。
フェイシング
フェイシングで商品や機能ツールなどを移動すると、軌跡(残像)が残る,画面がちらつく。
他にも以下のような現象が発生します。
・商品の移動,削除で商品イメージが消えない。
・拡大表示した場合、スクロールするだけでフェイシング画像が乱れる(再表示で正常表示)
・全画面ウィンドウの赤枠が反映しない。
・陳列検索で画面が乱れる。
・メンテナンス・イメージ,POPで切り取りスクロールで画像が乱れる(切り取り後の画像は正常)
原因:
この現象は、棚POWER Ver10.00で提供しているコントロールファイルより、新しいバージョンがインストールされている場合に発生します。
原因としては、他のアプリケーションをインストールした場合に、最新コントロールファイルが上書された等が考えられます。
システムファイル名:LTOCX10N.OCX
棚POWER提供バージョン | 10.0.0.010 |
新しいバージョン | 10.0.0.021(WindowsNT/2000/XPは10.0.0.21) |
回避方法:
以下の方法で回避できますが、同じコントロールファイルを使用している他のアプリケーションに影響が出る可能性があります。
棚POWER Ver10.00 CD-ROM内の「TPOWER95.CAB」から「Ltocx10n.ocx」を抽出し、以下のフォルダへコピーします。
・Windows95/98/Meの場合は、\Windows\SYSTEMフォルダへコピー
・WindowsNT/2000/XPの場合は、\WinNT\SYSTEM32フォルダへコピー
他のアプリケーションが実行中の場合は、コピーできない可能性がありますので、全てのアプリケーション(常駐プログラムを含め)を終了後にコピーしてください。
対応:
Ver10.01で、新旧どちらのバージョンでも正常に表示するよう対応します。
ハイライト
ハイライト分析時に色枠がずれる。
以下の全ての条件を満たした場合のみ発生します。
・拡大表示(モデル設定解像度など)している
・余裕率が100%以下(拡大)
回避方法:
現在のところ回避策はありません。
対応:
Ver10.01で、正常に色枠を表示するよう修正します。
左右反転
左右反転でネットのX位置がずれる
以下の条件時のみ発生します。
棚幅÷X間隔 の余りが 0以上の場合のみ発生します。
例.棚幅900mm,X間隔40mmの場合など
回避方法:
現在のところ回避策はありません。
対応:
Ver10.01で、正常に左右反転できるよう修正します。
×保存
帳票作成で「×」により保存した内容が、次回起動時に反映されない。
以下の帳票で発生します。
・「台別」で保存しても「全台」になる。
棚割図(モデル活用・モデル一括印刷時にも発生します)
棚割表(モデル活用・モデル一括印刷時にも発生します)
追加変更棚割表
・ソート基準を「下」で保存していた場合「上」になる。ソート基準を「上」で保存していた場合「下」になる。
棚割図(モデル活用・モデル一括印刷時にも発生します)
棚割表(モデル活用・モデル一括印刷時にも発生します)
追加変更棚割表
・出力先が必ず「プリンタ」になる。
3D印刷
パターン印刷
・タイトルが記憶されない。
3D印刷
・タブ位置を記憶しない。
メンテナンス・商品情報・印刷
回避方法:
各帳票の出力前に再度、設定を行うことで出力可能です。
モデル活用・モデル一括印刷では、現在のところ回避策はありません。
対応:
Ver10.01で、正常に反映されるよう修正します。
設定読込
帳票作成で「設定読込」により参照した内容が反映されない。
・「台別」で保存していた場合「全台」になる。
「全台」で保存していた場合「台別」になる。
棚割図(モデル活用・モデル一括印刷時にも発生します)
棚割表(モデル活用・モデル一括印刷時にも発生します)
追加変更棚割表
回避方法:
帳票の出力前に再度、設定を行うことで出力可能です。
モデル活用・モデル一括印刷では、現在のところ回避策はありません。
対応:
Ver10.01で、正常に反映されるよう修正します。
プレビュー/印刷/PDF出力で「式が複雑すぎます」が表示され、表示/印刷/出力できない。
一部のプリンタで発生しています。
以下に、現象が発生することを確認しているプリンタを記載します。
・HP Color LaserJet 4550
・HP Color LaserJet 5000
回避方法:
現在のところ回避策はありません。
対応:
Ver10.01で、上記エラーが発生しないよう対応します。
分析処理・売上情報マスターに売上数量が未登録またはモデル設定・分析設定1で分析期間を未設定の場合や途中の期間に売価,原価が登録されていても24期間目の売価,原価が出力される。
以下の条件を満たした場合のみ発生します。
・売上情報マスターに売上数量が未登録。
・上記の条件及びモデル設定・分析設定1で分析期間を未設定。
・モデル設定・分析設定1で分析期間に売価,原価が登録されていても24期間目の売価,原価が出力されます。
原因:
最終期間の売価,原価を算出する場合に、「0」も売価,原価として判断していました。
※本来、売上数量が未登録の場合は、モデル設定・分析設定1で指定した分析期間に含まれる最終期間の売価,原価を、分析結果の売価,原価に設定します。
下記の例で、モデル設定・分析設定1の分析期間が未登録の場合は、売価「120」,原価「90」になるはずですが、Ver10.00では、24期間目の売価「0」,原価「0」が反映されます。
例.売上情報マスター内容
期間 | 開始日 | 終了日 | 売上数量 | 売価 | 原価 |
1期間目 | 20000101 | 20000131 | 0 | 100 | 80 |
2期間目 | 20000201 | 20000228 | 0 | 100 | 80 |
・ ・ ・ |
・ ・ ・ |
・ ・ ・ |
・ ・ ・ |
||
23期間目 | 20011101 | 20011130 | 0 | 120 | 90 |
24期間目 | 0 | 0 | 0 |
以下の帳票で出力項目に売価,原価を選択した場合に正しい値が出力されません。
・帳票作成・各帳票
・モデル活用・モデル複合分析(アイテム,クロス分析)
回避方法:
モデル設定・分析設定1で、売価,原価を登録済の期間を分析期間に設定することで正常に算出可能です。
上記の例では、モデル設定・分析設定1の分析期間に、1期間目~23期間目を指定します。
対応:
Ver10.01で、最終期間の売価,原価を算出する場合は、「0」は含まないよう対応します。
分析処理・構成比率表
分析検証・構成比率表で「オーバーフローしました」が発生。
以下の条件時に発生します。
・売上情報マスターに売上数量は登録しているが、売価(期間売価)が「0」の場合
回避方法:
期間売価を登録することで表示可能です。
対応:
Ver10.01で、正常に動作するよう修正します。
マスター整理,商品情報・イメージ削除
マスター整理,商品情報・イメージ削除で、作業フォルダ指定を行っても環境設定のマスター格納ディスクに空き容量が必要。
以下の条件時に発生します。
・環境設定で設定しているマスター格納ディスクの空き容量が、マスター合計容量より少ない。
※C/S版で運用されているユーザー様は影響ありません。
※環境設定で設定しているマスター格納ディスクの空き容量が、マスター合計容量多い場合は問題ありません。
回避方法:
マスター合計容量より、空き容量のあるディスクがある場合は、サポートセンターまでご連絡ください。
マスター合計容量より、空き容量のあるディスクがない場合は、現在のところ回避策はございません。
対応:
Ver10.01で、指定した作業フォルダ内で正常に作業できるよう対応します。