ハイライト分析やクロスABC集計表などで「クロスABC分析」を行なった際、必ずあるはずの「A区分」が1つもなく、「B区分」以降のみ表示される。
【対処法】
突出して1つの商品の売上げが良い場合や、分析対象の商品が少ない場合などに発生します。
ABC区分の境目は、「ABC区分点」で設定します。
- [棚割操作]タブ-[分析設定]をクリックします。
- [共通設定]をクリックし、「ABC区分点」を確認します。
ABC区分点が「AB : 80」,「BC : 90」の場合
全体の売上げを 100%として、そのうち売上げの 80%までを占める商品が「A区分」の商品です。
A区分にさらに足していって 90%までを占める商品が「B区分」の商品、残りが「C区分」の商品となります。
しかし1つの商品が全体の85%の売上げを占めているとすると、A区分の基準である80%を超すため、A区分は「該当なし」という状態になり、90%までの売上げを占めるB区分内に入ってしまいます。
この場合は、AB区分点を「80」から「85」に変更すると、A区分内に収まるので、A区分に商品が表示されます。
【参考】
集計帳票の場合は、帳票の設定画面内の[分析設定]ボタンから、ABC区分点を設定できます。