去る10月26日、10月27日の2日間にわたり、「POWERS FORUM 2000」を開催いたしました。初日は「原点からのスタート」をテーマに高輪プリンスホテル(東京都港区)にて「第1部・ユーザーフォーラム」、2日目は「課題解決へのステップアップ」をテーマに品川プリンスホテルにて「第2部・棚POWER講習会」を開催いたしました。
なお、ご参加いただいたユーザーの皆様へは、この場を借りてお礼申し上げます。
第1部・ユーザーフォーラム
今年で5回目となるユーザーフォーラムには、棚POWER及び品POWERを活用する企業が全国から多数参加、約200名のユーザーが一同に会し、日頃では得がたい他社での活用実態などに触れました。「原点からのスタート」のテーマにふさわしく、課題点の再確認や今後の活用に繋がるヒントの発見など非常に有意義なフォーラムとすることができました。
出荷から6年で724社の導入実績を持つ棚POWERですが、常にユーザー本位でありたいという我々の開発当初からの思いを再認識し、今後もユーザーと共にシステムを発展させることを決意できた場ともなりました。そんな我々を支えていただいているユーザーの皆様へのお礼として、最後に抽選会を開催。大変盛況のうちに会を終了しました。
基調講演
自身も食品業界の流通コンサルタントとして現場指導に従事されている株式会社エムエフアイ 代表取締役 西山和宏氏より、「ACTIVITY BASED CATEGORY MANAGEMENT」と題して講演いただきました。ECR、サプライチェーンマネジメント、カテゴリーマネジメントなど流通業会において日常的に用いられるようになったキーワードを、わかりやすく解説いただきました。途中、演台を飛び出して最前列の方へ質問を行うなど、会場が一体となった講演でした。今回のフォーラムのテーマでもある「原点からのスタート」にふさわしく、改めてこれらへの取り組みの重要性を再認識いただけたのではないでしょうか。
ユーザー事例紹介
白鶴酒造株式会社 マーケティング室 課長代理 松永将義氏から、現在の体制を構築されるまでに取り組まれたポイントや、現在の棚POWERの活用レベル、更に自社におけるカテゴリー・マネジメントの取り組みの中で棚POWERや品POWERが果たす役割を具体的にお話しいただきました。
平成9年の導入開始から、棚POWERを全国各拠点で計60セット稼動されるまでの体制構築の経緯や現在の活用状況についての詳細なご発表は、参加ユーザーにとって自社の活用状況と比較し、今後の活用方法を考える上で非常に有意義な内容でした。
アイコンセプトからの発表
アイコンセプトからは、「ご活用バックアップ体制について」「棚POWER 次回VerUp概要」「品POWER、店POWERについて」「新たな取り組み ~AnyTimeWearについて~」という4つのテーマについて発表いたしました。特にバックアップ体制のご説明の中では、従来のサポートセンターのサービスに加えて、アイコンセプトホームページ上の「棚POWER Q&A」のご紹介など、今後の活用を支えるサポート体制の紹介を行いました。
また、サービス、システム面のご説明の他に、弊社代表取締役の池上より世界初となる棚割システムASPサービスの提供を行うエニタイムウェア株式会社設立のご案内をいたしました。
第2部・棚POWER講習会
日頃サポートセンターの対応のみではお伝えしきれていない便利な活用方法や、今以上に活用いただく上でのヒントをご提供したいとの思いから、より実戦的な内容をお伝えする場として講習会の開催を決定しました。有償であったにも関わらず申込がすぐに定員に達した点に、ユーザーの皆様の期待の高さを感じました。
マスターメンテナンスやデータの配信、連携方法から始まり、効果的な提案方法までと講習内容が多岐にわたり、100名を超える参加者全員が満足できる内容であったかは疑問が残る部分もありますが、スタッフ一同、日頃ユーザーの皆様の抱える課題を解決する中で得たノウハウを反映できたのではないかと確信しております。
今後は今回アンケートなどでいただいた貴重な意見を元に、次回開催へ向けての構成や配布資料、説明方法の見直しなどを行いたいと考えています。