お知らせ

1999/10/29 第4回 棚POWER ユーザーフォーラム 開催報告

第4回 棚POWERユーザーフォーラムを開催

棚POWERユーザー同士の情報交換会である棚POWERユーザーフォーラムを開催いたしましたので、概要をご報告申し上げます。

去る10月21日、弊社は棚POWERユーザーフォーラムをホテル阪急インターナショナル(大阪市)にて開催いたしました。今回で4回目をむかえたフォーラムには、棚POWERおよびMDPOWERを活用する企業が全国から多数参加、総勢200名以上のユーザーが一同に会し、日頃では得がたい他社での活用実態などに触れました。資本や系列を超えた企業間の統合などが顕著にすすみ、流通全体を取り巻く環境が激変する中において、棚POWERが今後もユーザーと一体となり進化してゆくシステムであることが再認識された場となりました。

すでに650社にのぼる導入実績を達成し、ほぼ国内でのトップシェアを確立した棚POWER95をはじめ、これをベースとした小売業本部棚割システム「棚POWER98 for リテイラー」も、システム開発の狙い・概要が、そのファーストユーザーとなった株式会社ヤマナカ様からも披露され、製配販一体となった取り組みが今まさに具体的に始まったことが強調されるとともに、今後もISMを専門に支援するソフトウェア開発メーカーとして弊社があらゆる資産と労力を注いでゆく所存であることをお伝えいたしました。
また、業種・業態の壁を越えた交流・情報交換の場を、立食パーティーの形式で催し、活発な意見交換が行われました。
棚POWER95活用事例紹介

国分株式会社
流通事業本部 営業企画担当 課長 郡司 浩吉 様

ユーザーによる活用事例が、世界的にも屈指の規模となる総合食品商社「国分株式会社」様から紹介されました。自社戦略を全社/全拠点に広く深く浸透させ、棚POWERを営業展開上の必須ツールと位置づけるために、独自のマスターデータセンター構築や、グループウェアを活用した社内情報流通、サーバーを導入したシステム構築などが必要となったことをはじめ、棚割システム導入の経緯や、棚POWERを選択するにあたってのポイント、棚割作成上のポイント、提案スキルを向上してゆくための課題と今後の計画といった、他ユーザーが自社での運用レベルを深めるために非常に有益な情報が提供され、具体的な質疑応答も多数交わされました。
また、他の企業での事例をまとめた「活用事例集」も配布いたしました。
サポートセンター/システムセクションから最新情報の提供

株式会社 アイコンセプト
システムセクション チーフ 成宮 功

棚POWERは、専門教育を受けた専任スタッフが迅速なサポートと的確なアドバイスをユーザーに提供しています。また同センターには、棚POWERを活用するうえで有益なあらゆる情報がデータベース化されています。サポートセンターへの問い合わせを通じてこれらの情報を有効に活用いただきたいこと、センターでは問い合わせに対しどのような思いで対応し、対応結果をシステム自体の開発やサポートメニューの充実にどう活かしているかといったことを、アイコンセプト担当者より発表いたしました。
また、弊社のシステム開発責任者から開発の背景をはじめ次回バージョンアップに予定する内容や、棚POWER95 C/S Edition,棚POWER98 for リテイラーの紹介といった最新情報を提供し、時代の流れとともに変化するシステム環境や市場環境の変化,それに伴い変化するユーザーの活用実態に対して、今後を踏まえどのような方針を持っているかをお伝えしました。
棚POWER98活用事例紹介

株式会社 ヤマナカ
ロジスティクス部 マネジャー 竹田 洋一 様

棚POWER98は、小売業での棚割関連業務の効率化を図るとともに、トータル的な売場生産性向上に向けてユーザーが本来の業務に傾注できる体制構築を実現するためのシステムです。そのファーストユーザーとなった「株式会社ヤマナカ」様(愛知県及び三重県で67の郊外型スーパーをチェーン展開)から、導入の狙い,取引先と一体となった取り組みの計画が紹介されました。来場したメーカー/卸売業/小売業のユーザーに対して、この発表自体が同時に「製配販一体となった取り組み」の提案にもなり、非常に多くの関心を得ました。
魅力的な売場実現へ向けての提案

株式会社 ジェック
大阪訓練部 インストラクター 比嘉 隆 様

実践的教育・研修などを専門に行なわれている株式会社ジェック様より、実際にカテゴリーマネジメントによる革新を成功させてゆくプロセスにおいての現場での逆風とその解決策、そして、成功を導くうえでの教育の果たす役割などを、これまでの流通業界との取り組みやその事例などを交えて発表いたしました。
カテゴリーマネジメントの必要性や、多くの企業が今どこに注目し、マーケティングしているのか,小売業が今後求めるであろうパートナーの姿やパートナー企業としてのマネジメント力は何か,具体的な課題は何なのか,そのために必要な体制,教育とは、といったことを”ユーザーとともに検討し、具体的な活動に結びつけたい”。今回のフォーラムはそのアナウンスを行う場となりました。今後そのひとつの活動として、外部講師を交えての交流会(キーマンミーティング)実施の提案も行い、賛同を呼びかけました。