MD-ing講座14

陳列方法

今回は陳列方法です。代表的な陳列方法について以下に説明します。

 

バーチカル陳列(垂直陳列)

商品間の品質に差がない、またアクセント・カラーコントロールする場合で、同一商品群や関連商品を最上段から最下段まで”縦”に陳列する方法。

 

ホリゾンタル陳列(水平陳列)

商品間の品質に著しい差がある場合で、商品を棚板に横に並べて水平に配列する陳列方法。

 

フォワード陳列(前進立体陳列)

棚板の前面に商品の陳列面を出し、盛り上がった感じに見せる陳列。

ジャンブル陳列(投げ込み陳列)

選り取り均一セールのようなバラエティーの楽しさを訴求する場合で、ジャンブルケース、ワイヤーケース、籐かご、平台、などに商品をランダムに投げ込む陳列。

サイド・スタッフ陳列(ソデ陳列)

エンドのテーマに沿った商品を、または関連商品をエンドの脇に置く陳列方法。

ピクチャー・ウィンド陳列(額縁・窓陳列)

ある商品ゾーンを際立たせる場合の陳列。

アイランド陳列(平台・島陳列)

催事コーナーの訴求と通路の回遊性を高めて、量販を実現するための陳列。

イクステンダー陳列(張りだし陳列)

棚板自体が張り出している場合・棚板自体を張り出す場合・棚板に器具を取り付ける場合があり、いずれも商品あるいはゾーンを際立たせる陳列。

スロット陳列(細長・溝陳列)

ボリューム陳列によるディスカウント訴求を実施する時に用いる。ゴンドラの中央付近の棚板をすべて取り外して縦長の空間(溝)を作る陳列。

ブレークアップ・ライン陳列(段違い陳列)

ゴンドラが長くなると陳列が単調になりやすいので、ゴンドラの一部分に段違いの棚の区画を作る陳列。

 

カラーストライプ陳列(縦型配色陳列)

商品・パッケージの色を上手に利用して、陳列面に縦に色の縞模様を作る陳列。

 

トレイパック陳列(皿陳列)

商品の入ったダンボールの底の部分だけを皿(トレイ)状に切り残し、そのまま配置する陳列。

ライトアップ陳列(右上がり陳列)

同一商品の場合は容量の大きい方を右側に陳列。

パイル・アップ陳列(積み重ね陳列)

商品を高く積み重ねることによって、少ない商品を立体感とボリューム感のある様に見せる陳列。

プッシュ・アウト陳列(突き出し陳列)

特に訴求したい商品のみをゴンドラや冷ケースの陳列ラインより前面の通路側に突き出して商品の露出度を高め回転率を上げる陳列。

ウォーターフォール陳列(滝陳列)

滝が流れるように商品を高いところから流れ落ちるように並べる陳列。

シャワー陳列(水流陳列)

水の流れるイメージで陳列し、商品のクオリティーを訴求。

ライン陳列(線状陳列)

商品を寝かせて”線状”にし、商品や売場へのアイキャッチャ効果を高める陳列。

ステップ陳列(ひな段陳列)

トレイパック商品・箱もの・缶詰など、3段以上の階段状に積上げる陳列。

インクリネーション陳列(傾斜陳列)

商品を斜めに陳列し売場に変化を作り、視認率を高め売上を上げる陳列。

(1999/06/15)