サーバーの使用
棚POWER データを一元管理するには、いくつか方法があります。
共有の場所にデータを置いて、必要時に各自がコピーしてインポートする方法や、データベース サーバーを導入してサーバーからデータをダウンロードする方法、各自で使用するパソコン(クライアント)にはプログラムもデータも置かず、全てをサーバーで管理する方法などが可能です。
ここでは、データの一元管理方法およびサーバーの使用について説明します。棚POWER では、クライアント版、サーバー版を標準機能として用意しています。
環境設定でクライアントを使用するか、サーバーを使用するかの切り替えも簡単に行なえます。
データ移行機能を使用する
棚POWER は各自のパソコンにインストールし、運用時のデータも使用しているパソコン内部にそれぞれ持ちます。共有するデータは、棚POWER からエクスポートし、共有の場所(サーバーやマスター用パソコン)に保存します。
各担当者は共有の場所からデータをコピー、または直接インポートを行なうことで、同じデータを共有することができます。
データの登録を管理する担当者の選定、もしくは登録のルールなどを決めて運用することを推奨します。メリット
各自のパソコンごとに棚POWER もデータも持っているため、ネットワーク環境やサーバー構築などの手間や費用がかかりません。
また、ノートパソコンなどであれば、商談先などに持ち出すことも可能です。デメリット
各パソコンごとにデータを持っているため、それぞれにデータ量分のハードディスク(空容量)が必要になります。
データの共有方法が手動なため、操作ミスや登録・運用手順にミスがあった場合に完全にデータの共有ができない可能性があります。データの出力方法についてはこちらを確認してください。
データの入力方法についてはこちらを確認してください。
データベース サーバーを使用する(スタンドアロン運用)棚POWER は各自のパソコンにインストールし、運用時のデータも使用しているパソコン内部にそれぞれ持ちます。
共有するデータはサーバー上にあります。
サーバーへは、クライアントの棚POWER からアップロードしてデータを登録します。
サーバーのデータは必要な時に各自のパソコンへダウンロードします。ダウンロードは自動で行なうことも可能です。
サーバーへデータを登録する担当者の選定、ダウンロードの運用ルールなどを決めて使用することを推奨します。メリット
データがサーバー上にあるため管理しやすく、各自のパソコンが壊れたり、データを削除した場合でもすぐに復旧できます。
自社に棚POWER データを保存できるデータベース サーバーがあれば、別途購入する必要がなく、費用がかかりません。デメリット
自社にデータベース サーバーがない場合はサーバー構築費が必要になります。
各パソコンごとにデータを持っているため、それぞれにデータ量分のハードディスク(空容量)が必要になります。
サーバー機能を使用してのデータ管理は可能ですが、運用時は各クライアントに必要なデータを都度ダウンロードする必要があります。
データベース サーバーを使用する(サーバー運用)棚POWER は各自のパソコンにインストールし、運用時のデータはサーバー上のものを使用します。
直接サーバーにデータを登録、削除し、参照します。メリット
サーバーでの一元管理により、登録したデータはリアルタイムに他のパソコンからでも利用可能です。
自社に棚POWER データを保存できるデータベース サーバーがあれば、別途購入する必要がなく、費用がかかりません。デメリット
自社にデータベース サーバーがない場合はサーバー構築費が必要になります。
運用データがサーバー上にあるため、社外にパソコンを持ち出す場合は 必要なデータをダウンロードする必要があります。
すべてをサーバーで管理する棚POWER のプログラム、データのすべてをサーバーで一元管理します。
ターミナル サービスを使用します。メリット
サーバーでの一元管理により、登録したデータはリアルタイムに他のパソコンからでも利用可能です。
棚POWER 自体(プログラム)もサーバーにインストールしているため、バージョンアップもサーバーのみ行なえば完了します。デメリット
自社にサーバーがない場合はサーバー構築費が必要になります。
サーバー、ネットワーク環境などの整備が必須となります。
スタンドアロン運用とサーバー運用は組合せることができます。
社内ではサーバー運用。社外に持ち出す場合はスタンドアロン運用ということも可能です。
サーバーへのデータ登録についてはこちらを確認してください。
ダウンロード方法についてはこちらを確認してください。
自動ダウンロード方法についてはこちらを確認してください。利用可能なデータベース システム、ターミナル サービスについては「サーバーセットアップ」内の「各システムのバージョンについて」を確認してください。